高尿酸血症・通風

血液中の尿酸が基準値を超えて増加した状態を『高尿酸血症』といいます。通風や尿路結石、腎機能障害などを引き起こす恐れがあります。
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健康診断で高尿酸血症・通風と診断されたら

高尿酸血症・通風とは

血液中の尿酸が増加し、基準値を超えた状態を高尿酸血症といいます。基準値は、血液1dl以下に対して尿酸が7.0mgです。

通風とは、足の指の関節などに激痛を感じる症状です。「風が吹いても痛い」ので、日常生活に、かなりの負担になります。尿酸の結晶が足の親指の付け根の関節などに沈殿し、強い炎症を起こしたもので、高尿酸結晶が長期にわたると起こりやすくなります。

尿酸とは

尿酸は血液中の老廃物のひとつです。プリン体が原料となって肝臓で生産されます。尿酸は老廃物なので、主に尿の中に排泄されますが、尿酸の生産が増加して排泄が追いつかなくなると、高尿酸結晶となります。

プリン体とは

体内の細胞は古くなると壊れていきますが、この時、細胞核の核酸(遺伝子)が分解されます。核酸の分解によって生じるものがプリン体です。
また、筋肉を動かすときにはATP(アデノシン三リン酸)が分解して無機リン酸を放出し、ADP(アデノシン二リン酸)に変わる時に発生するエネルギーを使いますが、激しい運動(無酸素運動)をする時は、ATPの分解が進行し、プリン体が生成されます。
プリン体の80〜90%はこうして体内で生成されます。飲食物として対外から摂取されるプリン体は10〜20%です。

高尿酸血症が引き起こす合併症

高尿酸結晶が長期にわたって持続すると、通風以外にも様々な合併症をきたします。尿路結石、腎機能障害、虚血性心疾患、脳血管障害などが高尿酸結晶から引き起こされる合併症で、これらは死亡原因となることも少なくありません。

高尿酸血症の対策

高尿酸血症とは尿酸値が高い状態のことですので、尿酸値を基準値にすることが高尿酸血症の改善となります。そのための対策をいくつか挙げてみましょう。

肥満を是正する
肥満の人には尿酸値の高い人がおおく見受けられます。肥満は尿酸の排出を阻害しているようです。生産された尿酸が排出されにくいため、血液中の尿酸が増加していきます。尿酸の排出をスムーズに行うため、肥満を是正しましょう。

アルコールを控える
アルコールが分解される際、尿酸が合成されます。さらに、合成された尿酸を尿へ排泄するのを抑制するので、尿酸値が上がります。お酒を飲む時は適量を守りましょう。

野菜、海藻を摂取する
野菜や海藻は、尿をアルカリ性にして尿酸を排出しやすくしてくれます。野菜や海藻を充分に摂取できる食事を心がけましょう。

肉を控えめにする
飲食物として体外から摂取されるプリン体は、プリン体全体からみると少ない量なので、食物からの制限は必要ないというのが最近の研究から導き出された意見です。
しかし、モツ(内臓)や肉汁、干物類(ビーフジャーキーなど)には極端に多くのプリン体が含まれています。また、野菜、海藻とは逆に、肉は尿を酸性にして尿酸の排出をしにくくします。肉の食べすぎには注意したほうが良いようです。

水分を多く摂る
尿酸は尿として排出されます。尿の量を増やすと、尿酸の排泄に効果があります。水分を多く摂ったり、お茶やコーヒーなど利尿作用のあるものを多く摂取しましょう。

有酸素運動をする
激しい運動である無酸素運動は、プリン体を生成し、尿酸値を上げる働きありますが、ウォーキングなどの有酸素運動は全身の血液の循環を促し、新陳代謝が活発になります。尿酸値を適正値に保つのに有効です。

ストレスをためない
ストレスが蓄積されると、尿酸の合成が促進されます。したがって尿酸値も上がります。尿酸の合成を促進させないよう、ストレスをためないようにしたり、ストレス解消を心がけましょう

肥満

メタボリックシンドローム

高脂血症

動脈硬化

高尿酸血症・通風

肝機能異常

脂質異常症

血圧が高い

低血圧

貧血

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